2022年も終わりに近づき、今年も残るところあと少しです。
「2022年目標を立てたけど、実行に繋がらなかったなぁ」
「目標の設定が甘かったのかな。怠けてしまった。」
「2023年こそは、しっかりと目標を見つけてより良い人生を送りたい!」
そんなことを思っている人多いのではないでしょうか。
私も今年の目標を設定しようしようと思っていたのに、気づいたらもう年末になっていました。
来年こそはちゃんと人生を有意義にしたいと思い、目標設定について本屋さんを巡りました。
目標設定というと、自己啓発本に行ってしまいがちですが、今回はスポーツの分野で成功している人を参考にします。
サッカー元日本代表の中村俊輔さんが『夢をかなえるサッカーノート』の一部にて目標設定について記載していたのでそれを参考にします。
サッカーのことにのみ当てはまるのかなと思いましたが、読んでみたら社会一般的に役立つ考え方なので参考になります!
それでは読んでいきましょう!
(最後に活用しやすいように目標設定のテンプレートを作成しました!)
なぜ、中村俊輔は『夢を叶えるサッカーノート』を書き始めたのか
サッカー元日本代表の中村俊輔といえば、30代くらいの世代からすると順調に活躍していた選手のように見えます。
中村俊輔は実は、かなりの努力家で、17歳からノートに自分の夢に不安や悔しさ、自分の弱点などを夢と共に綴っています。
その間、約9年間。
高校自体から、、jリーグ、海外チーム、日本代表、、とずっとノートに夢を書き続けて改善を続けてきています。
本来は、公開するつもりもなく赤裸々に書かれた自分自身の夢や葛藤を記載したノートが公開されました。
中村俊輔という日本の宝となる選手を生み出した「夢をかなえるノート」。
サッカー界だけでなく、ビジネスマンにまで応用できる貴重な考え方です。
目標は短期中期長期で考える
中村俊輔は目標を設定する際に、まずノートに期限に別れた目標を掲げます。
短期、中期、長期と行った具合に目標を明確に分けていきます。
まずは長期の目標を掲げて、それに中期、短期と具体的にやるべきことを記載していきます。
これを、年の初めに記載します。
その年間目標に沿って、今何をすべきかを具体的にブレイクダウンしていきます。
内容的に、長期目標から説明するとわかりやすいので長期目標の設定から話します。
長期目標は1〜2年くらいの粒度
長期的に、2年以上先で達成したい目標を掲げます。
中村俊輔の場合は、「誰からも尊敬される人間になる」という人生の目標をまず掲げています。
人生の最終的な目標を掲げることで、長期目標も掲げやすくなります。
例えば、人生の目標で「誰からも尊敬される人間になる」と置き、長期的な目標として「日本代表で活躍する」といった目標を掲げます。
こうすることで、全体の目標に一貫性が出てきます。
中期目標は半年から1年くらいの粒度
半年から1年くらいで達成できる目標を掲げます。
1年先でのなりたい自分を想像します。
長期目標に対して、逆算して中期目標では何を達成すべきであるかを考えます。
例えば、中期目標に「スペインでサッカーをする」という目標を掲げます。
そうすると、1年以内に「スペインでサッカーをする」という未来の目標に向けて何をすればいいのかが明確になってきます。
短期目標は1週間〜1ヶ月くらいの粒度
直近での目標を掲げます。
短期な目標として、半年くらいで達成すべきことを記載します。
現在時点と半年先の理想の未来からの差分をイメージすると分かりやすいです。
それに沿って、直近では何をすればいいのかを明確にします。
例えば、半年以内に「国内で得点王になる」といった目標を掲げます。
そうすると、それを達成するために、何が課題で何を達成しなければいけないかが明確になります。
得点王になるためには、シュートスキルや、体力の向上、健康面の管理などが必要になっています。
それを1週間の規模に割り振ると、その週にやるべきことがわかります。
試合があったら自己評価をしてレビューをする
中村俊輔のノートには、目標をまず最初に掲げて、その後は試合のレビューを得点形式で良い点と悪い点をそれぞれ記載しています。
これによって、現在時点の課題や改善点、強みなどがわかるようになります。
これは、サッカー選手だけでなく、一般的な社会人にとっても役に立つ考え方です。
レビューする際に必要な項目
中村俊輔のノートにはサッカーに特化しているので、それを一般的に応用できるようにレビューに必要な項目に整理します。
- 試合日 (もしくは練習日)
- 10段階全体自己評価 (試合や練習を通して自分で自己採点を数値で評価する)
- 攻めの良い点と悪い点 (攻撃の良い点(+)、悪い点(-)を+-で書き出す。)
- 守りの良い点と悪い点(③と同様)
- 次の試合までの課題 (次の試合までに何をするべきかの課題を洗い出す)
- 競技場の対策 (試合の競技場によって対策を変える)
サッカーの項目で言うと、少し分かりづらいですが、この考え方は一般人にも応用できます。
例えば、サラリーマンの場合。
- プレゼン日 (もしくは1週間のまとめとか)
- 10段階全体自己評価 (プレゼンを通して自分で自己採点を数値で評価する)
- プレゼンの良い点と悪い点 (プレゼンの良い点(+)、悪い点(-)を+-で書き出す。)
- 提案書の良い点と悪い点(③と同様)
- 次のプレゼンまでの課題 (次のプレゼンで活かせる課題を洗い出す)
- クライアントの対策 (クラインアントやお客によって対策を変える)
どうでしょうか。
同じ項目でサラリーマンではどう変わるかを記載しました。
割と、自己レビューの関してはシンプルで分かりやすいです。
他にも応用が効きそうです。
10段階の自己評価はザクっとで良い
10段階の自己評価は、ザクっとそこまで考えなくて良いです。
ただ、自分の内なる声を参考にしてどれくらいの自己評価なのかを判断する手段とします。
10段階で評価することで、簡易的に、評価を視覚化できます。
良い点(+)と悪い点(-)をメモする
サッカーで言うと、攻めと守りがはっきりしているので攻めと守りのそれぞれの良い点と悪い点を書くことができます。
これを一般社社会人やサラリーマンに当てはめると、自分にとっての攻めのポイントと守りのポイントに分けてそれぞれ良い点と悪い点にコメントすると良いです。
良い点は記号のプラス(+)、悪い点は記号のマイナス(−)で表記すると書きやすいです。
次までの課題を明確にする
重要な点として、次の試合までに課題を洗い出して、改善することです。
社会人であれば、試合は次のプレゼンやmtgなど。
一般人にとっては、1週間に区切りをつけて、その週の反省から来週の課題にすると良いです。
環境による対策を行う
中村俊輔の目標ノートで、他の自己啓発本などと違うところとして、「競技場の対策」をとっている事です。
これは実際に改善する上で重要なポイントです。
実際に、自分の能力向上に関しては自己で完結することができますが、実際の世界や戦いにおいては、正しいものが正しいとは限らないです。
我々の日常生活の中には、自分以外の要素が関係します。
それにより邪魔されることもあれば、それを対策することも可能です。
自分でできる限りの対策を取ることが、自分の目標に近づけれると言うさすが日本代表で活躍した中村俊輔ならではの考え方です。
まとめ:中村俊輔の目標設定
今回は、サッカー元日本代表の中村俊輔選手の「目標設定」の仕方を参考に記事を書きました。
最後にどのように応用していけば良いかを記載していきます。
簡易的なテンプレートも用意しているので、それを参考に2023年の目標を掲げてみるのも良いです。
長期、中期、短期の目標テンプレート
中村俊輔の目標設定シートに合わせると下記の黒枠に合わせて、目標を記入していくと目標を長期中期短期に分けることができます。
黒枠の中の、薄い灰色の文字を参考に目標を記入していけば目標をスッキリさせることができます。
※こちらには人生の目標となるロングスパンの目標は記載していないです。人生の目標は、欄外などに記載して忘れないようにすると良いです。
レビューシートテンプレート
レビューシートもテンプレートを作成したので、DLして活用可能です。
基本的には、先述した内容を踏襲して仕舞えば大丈夫です。
- プレゼン日 (もしくは1週間のまとめとか)
- 10段階全体自己評価 (プレゼンを通して自分で自己採点を数値で評価する)
- プレゼンの良い点と悪い点 (プレゼンの良い点(+)、悪い点(-)を+-で書き出す。)
- 提案書の良い点と悪い点(③と同様)
- 次のプレゼンまでの課題 (次のプレゼンで活かせる課題を洗い出す)
- クライアントの対策 (クラインアントやお客によって対策を変える)
テンプレートはこちら↓
まとめ
今回は、中村俊輔選手の目標設定の仕方を参考にしました。
この考え方はサッカーだけでなく、一般的に目標を達成したい人にとっては参考になります。
私もこのやり方を参考に、2023年の目標を考えてみます!
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